

会社で働いていると、もともとやりたいと思っていた仕事以外のことをしなければならないことがよくあります。
特に若い頃はやりたい仕事だけをやっていきたいという方も多いです。
今回は「会社から求められている仕事」と「自分がやりたい仕事」が不一致した時にどうすればいいかについてお伝えいたします。
まず結論として、やりたいことを仕事にするためには下記の3つの視点に目を向ける必要があります。
やりたいことを仕事にする3つの視点
- やりたいことの前にできる仕事を積み重ねていくこと
- 仕事を極めていくことで、その仕事の本当の面白さを得ることができる
- できることが増えていくと、結果的にやりたいことにもつながっていく
つまり、目の前の仕事をこなしていくことで実は本当にやりたいことを仕事にすることができるようになります。
それでは一つ一つ見ていきましょう!
会社の仕事とやりたいことが違う
入社する前はこんなことをしていきたいなと思っていても、実際に会社に勤めているとやりたい仕事と与えられた仕事が違うことで戸惑う方も多いと思います。
そのことに耐えられなくなり、特に若い方はすぐに会社を辞めてしまう方もいらっしゃいます。
僕自身も会社に勤めたばかりの頃は、
- ひたすら機械のネジを締めているだけで一日が終わってしまう
- 誰でもできる仕事をしていて将来に不安を覚える
- やっていることがわからないからやる意義がわいてこない
なんてことを思いながら毎日を過ごしていました。
でも今振り返ると若い時だからこそ、やりたいことよりもできることを増やしていくことがとても重要だなと感じています。
やりたいことの前にできる仕事を積み重ねていくことが重要
若い時にいろんな経験を積み重ねていくことで、今まで見えなかったことが見えるようになってきます。
この経験が30代、40代になるにつれて、大きな武器となってくることがよくあるのです。
1社目の働き始めの頃ははんだごての作業をしていたのですが、それが今の会社ではできる人がほとんどいないため、結構重宝されたりしています。
30代、40代になって年をとってもそもそも「できること」がなければ、やりたいことをやるチャンスも与えてもらえないし、逆に会社の中での居場所もなくなっていきます。
会社から与えられた目の前の仕事をキチンとこなしていくことで、できることが増えていくだけではなく、会社や周りからの信頼も勝ち取っていくこともできます。
若い方はもちろんのこと、30代でまだ自信を持ってできることがないのであれば、まずはこの「できる仕事」を一つでも多く積み重ねていくことが重要になります。
仕事を極めていくことで、その仕事の本当の面白さを得ることができる
会社から求められている仕事をこなしていくことで、実はその仕事の本来の面白さに気づくことができるようになります。
これは趣味でもそうなのですが、やればやるほどどんどん詳しくなって、どんどん好きになっていきます。
例えば、僕は川釣りが好きなのですが、最初は興味を持って始めました。
でもやっていくうちに
- あの川の橋の近くに大きい魚がいるな
- 同じ形状のルアーでも最初は黒系の方が場を荒らさないかな
- 川底までルアーを沈めて、ゆっくり巻いていった方がいいな
など
経験を重ねれば重ねるほど、釣りに詳しくなり釣れるようになってどんどんのめり込んでいきました。
これは仕事でも同じことがいえます。
最初は面白いと思わなかった仕事が、面白いと思えるようなことが起こってきます。
仕事が面白くなるポイント
- わからなかったことがわかるようになる
- できなかったことができるようになる
- 経験を重ねることで、もっとそのことについて知りたくなってきた
つまり、その仕事自体を自分ごとに捉え始め、少しずつやりがいが持てるようになっていくのです。
最初はなかなかできなくてつまらないと感じることも、できることが増えていくことでやりがいを感じられるようになるのです。
できることを増やしていくためには自分の生まれ持った得意なことを見つけるといいです。
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できることが増えていくと、結果的にやりたいことにもつながっていく
これは1でも伝えたことに通じますが、できることが増えていくと自分自身が今まで見えなかったものが見えるようになります。
子供の頃って新たに経験することが多いので、いろんな発見がありますよね。
その経験が自分自身を作り、やりたいことや好きなことが見えてくるようになります。
でもこれは大人になってからも同じです。
特に若い頃は仕事の経験数が少ないので、その状態では本当のやりたいことってなかなか気づきにくいのです。
いろんな経験をすることで、こんなことが得意なんだなとか、この仕事のこういうところに面白みがあるんだなと気づくようになります。
そうすることで自分のできることが増えていき、今まで見えなかった新たな景色が見えるようになります。
つまり本来やりたかったことにも気づけるようになるのです。
大人になるにつれてやりたいことって変わっていきますよね。
それは新たに経験することが増えていくことで、自分自身の価値観が明確になっていくからです。
会社の仕事の経験も自分自身の新たな価値観を作るためには欠かせないことです。
その経験が本来自分自身がやりたいことを得る際にも欠かせないものになります。
会社から与えられた仕事がやってみたら面白かった
僕自身数年前に会社からホームページを担当するという、新たな指令がくだされました。
その仕事は本来は他部署で管轄している仕事だったのですが、社内を見渡したところ一番適任者となりそうなのが僕でした。
当時は全く興味もない仕事だったため、あまり気乗りもせずに始めてみました。
でも実際にホームページの仕事を担当してみると、今やっている仕事よりも面白くなりどんどんのめり込んでいきました
ホームページに掲載する画像の作成、イベントページの作成、グーグルアナリティクスなどを用いた分析などいろいろとやってきました。
そのおかげで今では自分自身が副業を始める際にもその知識がとても役に立ちましたし、仕事の幅が広がっていきました。
最初は興味なかったけど、やってみたら面白いとかやりがいを感じるということはよく起こることです。
特に若い時は与えられた仕事はどんどんこなしていって、どんな仕事が向いているのか、どんなことに興味があるのかを掘り下げていくことをお勧めします。
まとめ
本日は会社から与えられた仕事とやりたいことが違う場合にどうしたらいいかについてお伝えしました。
やりたいことを仕事にする方法
- やりたいことの前にできる仕事を積み重ねていく
- 仕事を極めていくことで、その仕事の本当の面白さを得ることができる
- できることが増えていくと、結果的にやりたいことにもつながっていく
この3つのことを意識しながら仕事をこなしていくことが大事です。
自分の視野や新たなチャンスを広げていくためにも、会社から与えられた仕事をまずはキチンとこなしていくことが重要になります。
できることが増えていければ、今まで見えなかったものも見えるようになっていきますので是非そういう視点を持って仕事に取り組んでみてください。