

今回は下記の質問についてお答えしていきます。
- 複業・パラレルワークの始め方
- 複業の働き方の種類とは?
- 自分に合った複業戦略がある?
質問に対する答えは下記です。
複業の始め方
- 最初は副業で試しながら始めていく
- 会社員と個人事業主の良いところ取りがオススメ
- タイプごとに合った成功戦略で取り組んでいく
会社員の方が複数の本業を持つ複業(パラレルワーク)を始める際には、サブ的な働き方である副業から始めることが鉄則になります。
本業という会社の仕事をこなしながら、空いた時間で副業をこなしていき、知識やスキルを身につけ実践を繰り返してから複業である自分の事業を持つまで育てていきます。
会社員の方は複業をするためのいい条件を初めから持っています。
そして複業には会社の仕事では得られないいくつもの利点があります。
会社の仕事では実現できないことをやりたいのであれば複業をすることはとても理にかなっているのです。

また人のタイプに生まれ持った強みが違います。
自分の事業を持つ際にはこの強みを活かしながら築いていくことが最短の近道になります。
今回は複業を始めるためのステップに加えて、各タイプごとに合った複業戦略についてもお伝えしていきます。
複業・パラレルワークとは複数の職業を持っている人
そもそも複業やパラレルワークとは何かというとどちらも同じ意味を持ち、複数の職業を持っている人のことを指します。
似た言葉で「副業」がありますが、メインとなる本業があり、副業はサブ的な位置付けになります。
時間的にも収入的にも、仕事に取り組む姿勢もメインが会社の仕事であり、お金を稼ぐことを目的としている人たちが多いです。
そのため、すぐにお金を得ることができるアルバイトや内職なども副業に含まれます。
複業はどれもが本業として向き合う働き方で、会社の中では実現できないことを複業として選ぶ方が増えています。
自分のやりたいことや世の中に伝えていきたいことを実現するために、複業として事業を立ち上げることもできます。

複業と副業の違いや複業をすることのメリットについては下記のページでお伝えしています。
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参考複業・パラレルワークとは?副業、兼業との違いやメリットについて解説
続きを見る
複業の働き方は「会社員」と「個人事業主」の組み合わせで3種類ある
複業としての働き方は大きく3種類に分かれます。
複業としての働き方
- 会社員×会社員
- 会社員×個人事業主
- 個人事業主×個人事業主
それぞれのメリットやデメリットがあるため、自分自身に合った働き方はどれなのかを選ぶ際の参考にしてみてください。
複業の働き方1:会社員×会社員
1つの会社に勤めるのではなく、複数の会社に勤める働き方として「会社員×会社員」があります。
どちらも会社に雇われて働いているため、毎月安定した収入を確保できるのが大きなメリットです。
複数の仕事をしているため、企業ごとで身につけられる知識や経験、人脈が変わってきます。
そのため双方の仕事に対していい影響をもたらすこともできます。
ただし、社会保険や労働時間などの管理が複雑になりがちなため、企業側としても別の会社に所属することを認めていない企業もあります。
勤務時間という制約もあるため、他の働き方に比べて得られるメリットはあまり大きくありません。
複業の働き方2:会社員×個人事業主
会社に勤めながら、自分の事業を持つ働き方として「会社員×個人事業主」があります。
会社員として安定した収入を確保できるため、個人事業主の仕事では未経験の仕事を始めるなどのリスクをとって働くことができます。
働く時間の長さによっては社会保険や雇用保険、厚生年金などの会社員の特典を得ながら働けるのも大きなメリットになります。
会社の仕事では実現できなかった、自分のやりたいことを事業で行うことができるため、複業として働いている方の多くの方が選択している働き方になります。


デメリットとしては会社員として働いている時間は、会社に拘束されてしまうため、自由度が減ってしまう点があります。
複業の働き方3:個人事業主×個人事業主
自分自身が持つ複数の事業で生計を立てていく働き方が「個人事業主×個人事業主」です。
個人事業主として働くため、やりたい仕事だけを選択したり、一緒に働きたい人とだけ仕事をしていくこともできます。
働く時間の管理も全て自分で決められるため、会社員のような会社に拘束されることもありません。


デメリットとしては会社員のように毎月定額の給料が支払われるわけではないため、収入が安定しないことです。
また全て自分で管理しなければならないため自由度は高いのですが、自ら突き動かしていかないと収入も得ることができません。
会社員が始める複業を創り出す5ステップ
会社員の方にオススメなのは「会社員×個人事業主」としての働き方です。
毎月安定した給料をいただきながら複業を始められたり、企業の中ではなかなか実現できなかったことを複業として行うことができます。
最初はサブ的な副業から始めることで、リスクを最小限に抑えながら複業を育てていくことができます。
今回は会社員の仕事をしながら、複業を創り出すための5ステップは下記になります。
複業を創り出すための5ステップ
- 複業でやりたいことを決める
- 過去の棚卸をする
- やりたいことを学べる環境に身を置く
- 実践の場を通して専門的なスキルを身につける
- 個人事業主として自分の事業を持つ
会社員が始める複業を創り出すステップ1:複業でやりたいことを決める
複業をやろうと考えている人は、自分のやりたいことを仕事にしていきたいと思っているのではないでしょうか?
いろんな働き方を選択できる現代は、会社の仕事だけをずっとやり続けることに疑問を持つ方が増えてきています。
目的を持って今の仕事に就いている人はいいのですが、そうではない人の方が多いはずです。
一度しかない人生なのに、そのうちの大半を会社に縛られる日々にしたくないですよね。
人生ゲームのように自分の人生は自らがコントロールしていくことができます。
その大きな一歩となるのが、自分のやりたいことが何かを追求することです。


この人生でやり遂げたいことは何かを明確にし、実現していくことで今までにない豊かな人生を送ることができます。
やりたいことを見つける際には「生きがい」について考えることでやるべきことが見えてきます。
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参考生きがいが見つからない方へ!生き甲斐の図からわかる見つける方法
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会社員が始める複業を創り出すステップ2:過去の棚卸をする
やりたいことが決まったら、これまでの人生で築いてきたものの棚卸を行っていきます。
過去の棚卸をすることで、自分自身が価値提供できることを明確にしていくことができます。
主に書き出しを行う際の項目は下記になります。
ポイント
- 情熱
- 才能
- 知識
- 人脈
- 人格
- 目的
上記の項目は内的価値と呼ばれるものです。
人を見ただけでは直接見えてきませんが、内に秘めている価値を明確にすることで、自分が進むべき道がより明確になります。


さらに自分の事業を行う際に提供できる価値や商品を創り出す際にも必要となる指針となるものにもなります。
一つ一つにじっくり取り組んでいくことで、これまで気づかなかった隠れた本当の価値を発見することができます。
内的価値についてはウェルスフィットネスで詳しくお伝えしているので参考にしてみてください。
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参考ウェルスフィットネスは自分軸を整える6つの内に秘める価値
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会社員が始める複業を創り出すステップ3:やりたいことを学べる環境に身を置く
やりたいことと自分が提供できる価値が明確になったら、やりたいことに近づくための環境に身を置く場所を見つけていきます。
会社で行っている仕事と同じことを複業にする方はすでにスキルを身につけているため、すぐにでも複業としてやっていくことができます。
しかしほとんどの人の場合、自分がやりたいことは会社の仕事とは違うことであるため、未経験の仕事であることがほとんどです。
そのため、自分のやりたいことに少しでも近づけるよう、副業から始めることをオススメします。
いきなり事業にするのではなく、空いた時間に少しずつ取り組んでいくのです。


その際に重要になるのがステップ2で行った自分自身が提供できる価値です。
自分がやりたいことを既に行っている人と繋がり、仕事をいただける状態にしていくためには、自分自身が相手に提供できることが何かを明確にする必要があります。
個人事業主のような人との繋がりがない方は、自分自身が繋がりたい人と繋がるための行動を起こしていかなければなりません。
仕事のチャンスがやってくる富の人脈作りはウェルスネットワークの記事で詳しくお伝えしています。
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参考ウェルスネットワークはビジネスに欠かせない人脈の作り方
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会社員が始める複業を創り出すステップ4:実践の場を通して専門的なスキルを身につける
学べる環境に身を置いたら、まずは相手の方や企業のお役に立てられるよう自分自身が提供できることに専念していきます。
価値を提供することで少しずつ信頼を獲得していき、やりたいことをするチャンスをいただけるようになります。
そのチャンスを獲得したら、あとはひたすらスキルを身につけていくために実践していきましょう。
人が「できる」もしくは「教える」状態になるまでには4つのステップを踏まなければなりません。
能力開発の4つのステップ
- 知る
- わかる(分かる・解る)
- できる(出来る)
- 教える
経験していないことは「知る」もしくは「わかる」状態で止まっています。
この状態では人に価値提供することができません。
「できる」「教える」状態になるまでにはある程度の実践することが必要になります。


人に価値提供できる状態になるまで、行動を起こし、失敗をしながら修正していきます。
何度も何度も繰り返していくことで、熟練者となりプロとしての専門的なスキルを身につけていくことができます。
会社員が始める複業を創り出すステップ5:個人事業主として自分の事業を持つ
自分のやりたいことに必要なスキルを身につけたら、いよいよ自分の事業を持ち始める準備を進めていきます。
事業を持つことはプロとして市場に商品やサービスを提供していくことになります。
顧客がお金を支払うのは値段を付けられる価値があるもののみです。
同業他社との差別化を図り、多くのライバルの中から選んでもらうようにしていく必要があります。
そのためには個人事業主としての下記の3つの課題を踏んでいきます。
ポイント
- 独自性を持つ
- 市場を知る
- 価値をお金に変える
上記の3つのステップを踏んでいくことで、市場から選ばれる商品やサービスを提供することができます。


自分の事業を持つことができれば、会社員とは全く違った生き方をすることができます。
個人事業主としての3ステップを踏む方法についてはウェルススペクトルテストを受けることで詳細に知ることができます。
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参考ウェルススペクトルとは?副業を始める際にとても重要な現在地を知る理由
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タイプごとに合った複業戦略で無理なくステップアップすることができる
複業に育てていく5ステップの中で難しそうだなと思う点がいくつかあったと思います。
これは現在のスペクトルレベルの問題の可能性もありますが、もう一つはタイプごとによって取り組みやすいやり方というのがあるからです。
人によって生まれながらに持っている強みが違います。
強みを認識して活用することで大変だと思っていたことも、スイスイと登っていくことができるようになります。
人は大きく4つのタイプに分かれ、細かく8つのプロファイルに分かれます。
4つのタイプのいずれかを知ることで、得意なことや苦手なことがわかります。
さらに8つのプロファイルがわかると尖った強みや弱み、さらには楽に複業への階段を上がる複業戦略がわかります。
4つのタイプについて知りたい方は無料テストを受けることで自分がどのタイプかわかります。
8つのプロファイルについては有料テストを受けることで自分がどのプロファイルかわかります。
やりたいことを決める際に各タイプごとに気をつけること
複業を始める際の第一ステップ「複業でやりたいことを決める」で各タイプごとに気をつけるポイントについてお伝えします。
4つのタイプ
- 創造することが得意で好きなダイナモ
- 人と繋がることが得意で好きなブレイズ
- 人の役に立つことが得意で好きなテンポ
- 詳細が得意で好きなスチール
創造することが得意で好きなダイナモタイプ
ダイナモは革新的なアイデアを生み出すことができ、新しいことにどんどん挑戦していくことができる直感型タイプです。
ダイナモの強み
- 創造力が豊か
- スタートダッシュが早い
- 新しいことを始めるのが得意
- 全体像を捉えることができる
- 未来に起こることがわかる
弱みとしてはアイデアがたくさん出てくるがために、他の可能性がよく見えるため注意力が散漫になりがちです。
ダイナモの人は複業で何をやるべきかを腹落ちすることがとても重要になります。


やるべきことに確信を持つことで、持ち前のスタートダッシュ力を活用していくことができます。
新しい事業を立ち上げることはダイナモの方にとっても得意分野になるので、注意力が散漫になる弱みの部分に気をつけることが大事になってきます。
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参考ウェルスダイナミクスのダイナモタイプ(直感型)に向いている適職は?
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人と繋がることが得意で好きなブレイズタイプ
ブレイズは人と繋がり巻き込んでいくことができ、人脈を広げていくことで自分のブランドを築いていく外向型タイプです。
ブレイズの強み
- 新しい人と繋がるのが得意
- 人のことが大好き
- 感情で巻き込んでいく
- 人に対する情報を多く持っている
- 応援団長
弱みとしては多くの人と繋がることができるため、人に影響を受けやすいという特徴を持っています。
誰でもいいから人脈を広げようとすると、いくら時間があっても足りなくなってしまいます。


自分自身がやるべき複業を明確にすることができれば、あとはすでにやりたいことを叶えている人と繋がっていけばいいのです。
人と繋がることはブレイズの方の得意分野になります。
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参考ウェルスダイナミクスのブレイズタイプ(外向型)に向いている適職は?
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人の役に立つことが得意で好きなテンポ
テンポは実践的で目の前の仕事にしっかりと取り組み、時間内に物事を終わらすことができる体感型タイプです。
テンポの強み
- タイミングを取るのが上手い
- 与えられた仕事をきちんとこなす
- 周りの人の空気を読む
- マルチタスク
- 地に足がついている
弱みとしては受け身なところがあるため、自ら率先して新しいことに挑戦していくことは苦手としています。
何をやるかに目を向けるのではなく、どんな人のお役に立ちたいかに目を向けることでやるべきことを明確にすることができます。


関わる対象が決まれば、強みとしている人のお役に立てられるよう実践的に動くことができるので、相手の方の信頼をすぐに勝ち取ることができます。
そうなれれば多くのチャンスを獲得することにも繋がっていきます。
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参考ウェルスダイナミクスのテンポタイプ(体感型)に向いている適職は?
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詳細が得意で好きなスチール
スチールは専門的な知識を蓄えていくことを得意としており、細かい点まで徹底的に調査していく内向型タイプです。
スチールの強み
- 数字やシステムに強い
- 最後までやり遂げる
- 人にわかりやすく説明できる
- 高い分析力を持っている
- 物事を正確に理解する
弱みとしては詳細ばかりに目が行きがちになるため、全体像を捉えることを苦手としています。
全てを過剰に分析しようとしても前に進むことはできません。


苦手としている誰のお役に立ちたいのかに目を向けることで、複業でやるべきことを見つけることができます。
お役に立つ対象が決まれば、強みとしている詳細に強く、高い分析力を十二分に発揮することができます。
狭く深い分野を追求することはスチールの方が得意としていることなので、やりたいことが決まればあとは必要な専門性を身につけるだけです。
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参考ウェルスダイナミクスのスチールタイプ(内向型)が向いている適職は?
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さらに8つのプロファイルについて知りたい方は下記のページをご覧ください。
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参考ウェルスダイナミクスのタイプとは?周波数とプロファイルの違いを解説!
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まとめ
今回は「複業・パラレルワークの始め方5ステップ!複業は3種類の働き方に分かれる」についてお伝えしました。
複業としての働き方としては下記の3つの働き方に分かれます。
複業としての働き方
- 会社員×会社員
- 会社員×個人事業主
- 個人事業主×個人事業主
会社員の方にオススメするのは会社員としてのメリットと個人事業主のメリットの両方を受け取ることができる「会社員×個人事業主」になります。
会社の安定した給料をいただきながら、個人事業主として自分のやりたいことを事業にしていくことができます。
会社の仕事をしながら複業をやっていくためには下記の5ステップを踏んでいくことが必要になります。
副業から複業に育てていく5ステップ
- 複業でやりたいことを決める
- 過去の棚卸をする
- やりたいことを学べる環境に身を置く
- 実践の場を通して専門的なスキルを身につける
- 個人事業主として自分の事業を持つ
最初はサブ的な要素が強い副業から始めていき、プロレベルとして価値提供できる状態になったら個人事業主として市場に対して価値を提供していきます。
上記のステップを踏むことで会社員でも無理なく始めていくことができます。
また自分のタイプを知ることで各ステップを上がる際にどんなことに気をつければいいかがわかります。
ポイント
- 創造することが得意で好きなダイナモ
- 人と繋がることが得意で好きなブレイズ
- 人の役に立つことが得意で好きなテンポ
- 詳細が得意で好きなスチール
自分自身がどのタイプであり、得意としていることと苦手としていることを把握することで強みをどう生かしていけばいいか、苦手なことをどう乗り越えていけばいいかもわかるようになります。
無理なく複業への階段を登るためにも、自分のタイプについても知って一つ一つの課題を確実に登っていってください。