

今回は下記の質問に答えていきます。
- 苦手なことをしなければならない時はどうしたらいいの?
- 得意なことはどうやったら活かすことができるの?
質問に対する回答は以下となります。
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- 苦手なことは人並みにできるまで作り上げる
- 得意なことはさらに伸ばし、苦手なことは人やシステムに任せる
仕事でもなんでもそうですが、初めてのことってなかなか上手くいかないということが起きてしまいます。
そんな時でも会社に貢献できるようになっていくためには、自分は何を得意としているのかを知ることがとても大事です。
人はそれぞれ得意なことと苦手なことが違います。
得意なことを認識し今の仕事で求められていることにどう生かしていけばいいかを考えてることで自分なりの仕事のやり方を身につけることができます。
それでは詳しくお伝えいたします。
目次
人によって得意なこと、苦手なことが違う
まず大前提として人は得意なことはなかなかわからないけど、逆に苦手なことというのはある程度認識されている方が多いです。
何故、苦手なことをわかっている人が多いのでしょうか。
苦手なことは周りと比べて上手くいかないからわかりやすい
僕自身も子供の頃から苦手としていることがありました。
それは人前で発表することです。
これを初めて認識したのが小学校の自由研究発表会の時でした。
夏休みが終了してそれぞれが作成した自由研究を皆の前で発表するというのがありました。
友達が続々と発表した後に、僕の番が来て皆の前に立って発表を始めようとすると何故か上手く伝えられませんでした。
その時はそれが原因で泣いてしまったんですよね。
当時はおそらく自分が思った以上に上手く伝えられないことが悲しくて泣いてしまったんだと思います。
それからというのも、人前で発表するときはなぜか緊張してしまいます。
ただ話すことであれば伝えられるのに、人前で発表したり、話をしたりすると頭の中が真っ白になってしまうんです。
この失敗とも思えることが続くと、自分の苦手なことはこれなんだというのが認識されるようになりました。
過去の僕のように他の人と比べてできないから、自分はこれが苦手なんだと認識できる人が多いんだと思います。
得意なことは当たり前にできるからわかりづらい
逆に得意なことはわからないという方が多いです。
それはできていることが当たり前だと思い込んでいるからです。
このできることが当たり前だと思っているため、それができていない人をみると不思議に思ってしまいます。
おそらく僕が人前でうまく話せないのを見ると、何故話すことができないんだろうと思う方が多くいらっしゃると思います。
当たり前にできてしまうことは他の人もできて当然だろうと思い込んでしまうため、なかなか認識しづらい点があります。
僕自身も自分の得意なことを認識するまである一定の時間がかかりました。
そのうちの一つが「一つのことに集中して取り組むこと」です。
僕は今の会社が3社目なのですが、1社目も2社目もある資格を取得したことで就職したり、転職をしたりすることができました。
あまり聞いたことがないと思うのですが、第一級陸上無線技術士という国家資格があります。
簡単にいうと、ある電力出力以上の無線設備を設置して運用していくためには、この資格保持者がいないと運用してはいけませんよという決まりがあります。
今勤めている放送局でもこの資格保有者が必要なので、全国の放送局ではこの資格保有者が必ず数名在籍しています。
この資格は大学に所属しているときに取得しましたのですが、当時の資格合格率は約10%でした。
資格の勉強を始めたのが大学2年生になったばかりなので、4年生の就職活動の時までに自己アピールできる資格を取得したいなと思い勉強を始めました。
僕はこの資格を取得するために、大学の授業が終わったら家に帰るのではなく、大学の図書館によって数時間勉強してから帰宅するというのを習慣化しました。
それを約1年半続けてくことで資格試験に合格することができ、4年生の就職活動時やその後の転職活動の時にも大いに活躍しました。
当時この資格勉強をするために図書館に通い続けるということが、大学の友達からは信じられなかったみたいなんです。
大学生なので授業が終わったら、友達と遊ぶとかサークルを楽しむとか、バイトをするなどをしている人が多い中、図書館にこもって4、5時間勉強する学生はあまりいませんでした。
この経験がきっかけとなって、僕自身の強みの一つは「目標を決めると一つのことに集中して取り組むことができること」だとわかるようになりました。
自分の得意なことを認識するためには、何かに取り組むことが大事です。
この新しいことに取り組むことによって、自分の得意なこともしくは苦手なことというのが体験として得られるようになります。
ウェルスダイナミクスのタイプ分け診断を活用すれば、自分の強み・弱みを知ることができるので是非活用してみてください。
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参考ウェルスダイナミクスのタイプとは?周波数とプロファイルの違いを解説!
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苦手なこととしているを得意なことで補っていく2つの方法
得意なことを見つけることができたら実際に下記の方法で苦手なことを補っていきましょう。
苦手なことを補う2つの方法
- 苦手なことは人並みにできるまで作り上げる
- 得意なことはさらに伸ばし、苦手なことは人やシステムに任せる
1、苦手なことを人並みにできるまで作り上げる
得意なことを生かして、苦手なことを克服する方法の一つ目についてお伝えいたします。
僕は人前で話をすることが苦手と書きましたが、実は講師業を行っています。
苦手なのに講師業を行っているのは、何故と思われますよね(笑)
僕自身も数年前までまさか講師業をするなんて思いもしていませんでした。
副業を続けているある時、セミナーや講座などをやっていかないといけない状況になったんです。
実際にやってみるとある点に注意することでそこまで緊張せずにできるようになりました。
それは「伝える練習をする」ということでした。
これは初めて講座を開催するために某講座開催プログラムに参加した時にわかったことなんですが、講座で伝える内容をキチンと練習をしてくれば緊張せずに話せるようになったのです。
得意なことでもある目標を決めて習慣化して練習することで講座でお伝えすることが頭の中で整理されました。
また伝える順序も決まってくることで落ち着いて伝えられるようになりました。
これまで上手くいかなかったのは、その場で考えながら伝えようとしていたためだったのです。
自信がなく声が小さくなったり、周りの目線が気になったりして、何を伝えればいいのかが分かんなくなってしまっていたのが原因でした。
今ではある程度改善されて人前で話すことが苦手なことではなく、平均並にできるようになってきたと思います。
まだまだ他に苦手としていることもありますが、一般的にできるところまで持っていく際には自分の強みを活用することで弱点を克服できるようになります。
苦手だなと思うことをそのままにする、そこから逃げるのではなく、それをどうやって克服するればいいかをいろんな角度から対処していくことが大事です。
今は対処方法が見えていないのであれば、得意なことは何かを見つけるためにも新しいことにチャレンジするというのもいいきっかけになると思います。
2、得意なことはさらに伸ばし、苦手なことは人やシステムに任せる
もう一つの方法としては、得意なことで力を発揮し、苦手としていることは周りの人やシステムなどで補っていくことです。
例えば総務経理系の仕事といえば、本来パソコンと睨めっっこしながら経費の処理をしたり、会社備品の管理や法律や税金などについても日々勉強していかなければなりません。
そんな細かい数字を相手にするより人と話したりすることの方が得意という人がいました。
その方は総務経理をしている方なのですが、下記のことを行っています。
得意なことで補う例
・社内全体に広く伝えていかなければならない時はリーダーシップを発揮
・機械に詳しいメーカーの人との横のつながりを作るのが上手
・わからない時はメーカーに連絡してなんでも聞ける関係性を築いている
経理系の仕事は同じ部署の人に任せて、自分は会社全体を司る総務系のところで力を発揮しています。
同じ部署の人はどちらかというと細かい数字や計算などは得意だけど、周りの人を動かすリーダーシップや会社外の人とのつながりを広げていくことはそこまで得意ではありません。
お互いの強みと弱みを補い合っていていいチームづくりができているのです。
自分が当たり前にできることでお役に立てられるように動いていると、苦手としていることは自然と他の人がやってくれているということが起きてきます。
人はそれぞれ得意なことと苦手なことが違うので、お互いが強みを発揮できる関係性でいることがとても大事ですね。
まとめ
今回は苦手としている仕事をしなければならない時の対処法についてお伝えしました。
苦手な仕事をする際にやるべきこと
- 苦手なことは人並みまでできるようにする
- 得意なことをさらに伸ばし、苦手なことは人やシステムに任せる
自分の弱点を平均点以上に持っていくことも大事ですし、自分の得意なことを伸ばしていくことも大事です。
今の状況を鑑みて苦手としていることをどちらの方法で対処すればいいかを是非考えて実行してみてください。