夢中になって取り組んでいたら、もうこんな時間になってしまった!
そんな体験を少なくても何度かは経験している方が多いと思います。
そしてそんな状態で取り組んだ仕事はいつもより良い結果が出ているのではないでしょうか。
集中力が持続している状態をフローに乗ると言います。
フローに乗るためにはいくつかの条件があります。
その条件を知ることで、自分の能力以上の結果を出していくことができるようになります。
今回はフローに乗る方法をお伝えしていきます。
フローに乗る方法
- 難しいことにチャレンジしていること
- 目標が明確で、達成するまでにやるべきことがわかること
- 自分の能力を発揮して物事に取り組んでいる状態
フローに乗ることができればゲームをしているように高い集中力と大きな結果を生み出すことができるようになります。
集中ルーティンに入る「フロー」とは?
フローをウィキペディアから引用すると下記のように書いてあります。
フロー (英:Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。
フローはスポーツでいうところの「ゾーン」に乗ることです。
集中して取り組んでいる状態で、時間の経過に歪みが生じる、そんな状態をフローに乗っているといいます。
遊びや勉強、仕事などなんでも良いのですが、フローに入ると下記の現象が起こります。
フローに入ると起きる現象
- 物事に集中しすぎてつい時間が経つのを忘れてしまった。
- ほんの数分のつもりが、数時間も経っていたと感じたことがある
- 他のことに目が入らず、朝集中している状態
これらはまさにフローに乗っている状態です。
フロー状態に入る3つの条件
フローにはいるためにはいくつかの条件があります。
フローに入る3つの条件
- 少し難しいことにチャレンジしている
- 目標が明確で、達成するまでにやるべきことがわかること
- 自分の能力を発揮して物事に取り組んでいる状態
上記の3つをクリアしていくことでフロー状態に入りやすくなります。
一つ一つ説明していきます。
フローに入る条件1:少し難しいことにチャレンジしている
フローに乗るためには簡単なことではなく難しいことに取り組んでいる必要があります。
それも難しすぎると、これまたフローに乗ることができません。
簡単なことでも、自分の能力より高すぎることでもありません。
現在のあなたが頑張って取り組めば乗り越えるぐらいのことに挑戦している状態になればフローに乗ることができるのです。
現在の能力に合った課題や仕事に取り組んでいるとその条件を満たせるようになります。
そしてあなたご自身が自ら進んで物事に取り組んでいることもとても大切な要素です。
他の人に言われたから取り組んでも、それでは長続きしません。
そもそもやる気が出てこないでしょう。
思い出してください。
下記のようなことを言われてやる気が出なくなったことはありませんか?
- 親から勉強しなさいと言われるとやる気がなくなる
- 会社の上司から命令されてやらされた感がある仕事はやる気がおきない
- やらなければならないと思うと憂鬱になる
自分から勉強をする意味を見出し、それをやると決めた途端に集中することができるようになります。
つまり、ご自身でやると決めて、行動したことでないとフローに乗ることはできないのです。
仕事や勉強をしなければならないとわかっているのであれば、自分から進んで取り組むことでやる気も向上させることができます。
難しいこと、そして自ら積極的に取り組んでいくとフローに乗りやすくなります。
下記のページでもフローに乗るために必要な成長することについてお伝えしています。
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参考サラリーマンが仕事にやりがいを持つために重要な成長を実感すること
続きを見る
フロー状態に入る条件2:目標が明確で、達成するまでにやるべきことがわかること
「明確は力なり!」という言葉があるように目標を立てる際には明確さが重要です。
目標を明確にせず、物事に取り組むことはゴールを決めていないのと一緒です。
そしてゴールまでの道のりが見えていないと、自分が前へ進んでいるのかどうかもわかりません。
自分が進んでいるかを実感するためにも、確実にゴールに向かっていることを知る必要があります。
- 知識を蓄えるために毎日勉強するという目標
- 8月に開催される某資格の試験に合格するという目標
この2つの目標を比べるとそれぞれの明確さに違いがあるのがわかりますでしょうか?
一つ目の目標は知識を蓄えるということを目標にしていますが、これだとどこまで勉強すればいいのかのゴールが見えてきません。
数週間勉強すればいいのか、数ヶ月、1年と勉強しなければならないのかがわからないのです。
ゴールが見えてこないため、その知識が何に活かせるのかも見えてきません。
仕事のためなのか、副業・起業するためのか、そのゴールを決めることでやる気もモチベーションも変わってきます。
物事を進めるための明確さをはっきりしておかないと、なかなか行動し続けることが難しいのです。
二つ目は、8月に開催される資格試験に合格するという目標を設定しています。
これは、「いつ」「何を」が明確なので「どのように」を決めていくことができます。
- 1〜2月は教科書の勉強
- 3〜5月は問題集を解く
- 6〜8月は過去問で仕上げる
目的地とそこまでの道筋を決めておくことで、それぞれの短いゴールを決めることができます。
この短いゴールをつなげていくことで、目的地のゴールへ進んでいくことができます。
つまり、目標値と現在地の違いを把握することで、その目標を達成するまでにやるべきことが見えてくるのです。
目標を明確にすることで、物事にも集中して取り組めるようになりフローに乗るきっかけにもなります。
目標を作成するとは現在地と目標地を設定する必要があります。
その際に役立てられるのがウェルススペクトルです。
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参考ウェルススペクトルとは?副業を始める際にとても重要な現在地を知る理由
続きを見る
フローに入る条件3:自分の能力を発揮して物事に取り組んでいる状態
物事に取り組む際にも、自分の能力を活かしているか、活かしていないかで大きく変わってくるものがあります。
それは「結果」です。
自分が取り組んだ以上の結果が出るときは、眼に見える形で見えてくるのでその物事が楽しくなります。
逆に自分が取り組んだ以下の結果しか出なければ、楽しむことができず途中で諦めてしまいます。
つまり、自分の能力を発揮して、それが結果にも大きく現れている状態がフローに乗るきっかけになるのです。
ここで紹介している能力とはご自身が最も得意としていることを指しています。
得意なことであれば、取り組んだ分だけ結果を出していくことができます。
それはご自身の強みを活かしているから自ずと結果も出てくるのです。
そしてこの得意なことは人によって異なります。
- 新しいことを考え、始めること
- 人と人とを結びつけることに喜びを感じること
- 物事の詳細を知り尽くすこと
など、人によって得意でワクワクすることは変わってきます。
ご自身がどこで能力を発揮できるかを知ることで、フローに乗る方法を見つけ出すことができます。
フローに乗るためには自分の強みを活かしていくことが欠かせません。
ウェルスダイナミクスを学ぶと自分の強みが何かがわかるようになります。
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参考自分の強みとビジネス戦略を知るウェルスダイナミクスとは何か?
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まとめ
仕事でフローに乗るために、必要なことをご紹介してきました。
物事を取り組む流れにスムーズに乗ることで、努力した以上の結果を出していくことができます。
そして、ご自身は無我夢中状態なので時間もあっという間に過ぎてしまうのです。
フローに乗るための条件
- 難しいことにチャレンジしていること
- 目標が明確で、達成するまでにやるべきことがわかること
- 自分の能力を発揮して物事に取り組んでいる状態
それぞれのいずれかの状態でも、フローに乗るきっかけを作ることができます。
特に3番目はご自身の能力を存分に発揮しているので、結果も出しやすくなっています。
仕事の能率を上げていきたいと考えている方は是非活用してみてください!