今回は下記の質問についてお答えしていきます。
- 転職を考えている人が気をつけるポイントは?
- 内向型の人に向いている仕事は?
- 転職する際に気をつけることは?
質問に対する答えは下記です。
内向型の人間の転職&就職
- 内向型は変化することを嫌うため転職先は慎重に選ぶ
- 適職は専門的な知識やスキルが求められる仕事
- 社内価値ではなく市場価値が身につける転職先を選ぶ
今の仕事の内容が性格に合わない、人間関係が良くないなどで転職を考えている人も多いと思います。
転職をする際に気をつけることは、仕事内容と環境も含めてご自身に合っているかどうかも大事ですが、市場価値を身につけることができるかが最も重要になります。
市場価値とは多くの会社が求めているスキルになります。
内向型の人は変化を嫌う人です。
転職をして合わないと感じたとしても、またすぐに転職をすることはできるだけ避けたがります。
仕事場を変えるということは、新たに学ばなければならないこともあるし、人間関係も一から作っていかなければなりません。
そんな内向型の人に合う仕事は専門職のように高いスキルが求められる仕事です。
狭く深く知識を身につけていくことを得意としている内向型の人には専門職がオススメです。
自分に合った仕事がわからない、年齢が高いから転職することにリスクを感じる人は、現状の仕事をしながら副業を始めるといいです。
副業にはリスクがありません。
選んだ副業が上手くいかなかったとしてもすぐに辞めることができます。
実際に副業をやってみて自分に合っているかどうかを確認してから転職するのもありです。
今回は内向型の人が就職、転職する際に気をつけるポイントについてお伝えいたします。
内向型人間が転職をする際に気をつけるポイント
仕事をしている人にとって転職をすることは一大事イベントです。
内向型の人は変化をすることを嫌う人が多いため、転職すること自体を好む人はあまりいません。
しかし現状の仕事が自分に合っていない、残業が多い、飲み会参加が必須など、自分には今の仕事が合わないと考えている人も多いと思います。
僕自身も転職を2回行ってきましたが、転職することで自分に合った働き方ができるようになりました。
できるだけ転職を失敗しないようにするためのポイントを3つまとめましたのでご覧ください。
内向型の人が転職をする際に気をつける3つのポイント
内向型の人が転職をする際は下記の3つのポイントについて事前に確認することが大事です。
転職する際に気をつける3つのポイント
- 長く勤められる仕事
- スキルが身につけられる仕事
- 少人数が関わる仕事
転職する際に気をつける3つのポイント1:長く勤められる仕事
内向型の人は変化を嫌う人だとお伝えしました。
転職は仕事内容や職場の人間関係全てがガラッと変わるため、内向型の人からすると一大事イベントになります。
1から業務内容を覚えたり、職場の信頼関係を構築していかなければなりません。
転職活動を行う際は転職エージェントに登録したり、履歴書を作成したりと、今行っている仕事をしながら準備を進めていきます。
面接などはオンラインで行われることもあれば、直接志望する会社に出向いて行うこともあります。
転職期間中は現職で空いた時間の中で試験日や移動時間なども考慮していかなければならないため、気疲れしてしまうこともあります。
内向型の人は新しく始めることは苦手としていますが、一度始めたことを長く続けていくことも得意としています。
そのため何度も転職をすることは好まないため、この会社であれば長く勤められるというところを見つけていくことが大事です。
仕事内容や職場の環境、住む場所(北海道や東北だと冬には雪が積もります)、都会なのか田舎なのかなど様々な要素をじっくり考えながら選んでいかないといけません。
転職する際に気をつける3つのポイント2:スキルが身につけられる仕事
スキルが身につけられることはどんな人にとっても大事なポイントではありますが、特に内向型の人には重要なことです。
転職した会社で自分自身が求めているスキルを身につけられるのであればいいのですが、5年10年働いたとしても求めているスキルが身につけられないと将来に不安を感じてしまいます。
20代のうちはまだいろんなことにチャレンジするチャンスはありますが、30代、40代に上がっていくにつれて仕事内容が固定化されてきます。
内向型の人は目の前の仕事に対して1対1で対応することは得意としていますが、複数人の人と一緒に仕事をしなければならない状況は苦手としています。
年齢が上がれば上がるほど、これまでに身につけたスキルの高さがとても重要になってきます。
周りの人から称賛される実績があれば、部下や後輩に自信を持って指示をすることができますが、そうでない場合はなかなか信頼関係を築くことも難しくなります。
何らかの事情でまた転職をしなければならないということが起きた時にもスキルが身についた時にも役立てることができます。
市場価値を身に付けられるかで転職活動時も断然有利になる
ここで最も大事になってくるのが、会社の中で身につけたスキルは会社外でも活かすことができるのかという点です。
スキルには2周類あります。
社内価値と市場価値です。
ポイント
- 社内価値:今いる会社の中では求められているスキルだけど、市場からは必要とされていないスキル
- 市場価値:今いる会社の中でも求められているスキルである上に、市場からも必要とされているスキル
社内価値の多くは狭い業界の中でしか活かすことができないスキルです。
今やっている仕事が他の業界に行っても活用できるスキルなのかそうではないのかということです。
市場価値の一例としては以下のようなものがあります。
- プログラマー
- システムエンジニア
- デザイナー
- 営業職
- 総務経理
つまり需要が多い仕事なのかそうではないのかという点です。
ここを見極めて選んでいくことがとても重要になってきます。
転職する際に気をつける3つのポイント3:少人数が関わる仕事
内向型の人は自分のペースで仕事を進められるとストレスなく行っていくことができます。
関わる人も少なければ少ないほど、刺激が少なくなるため過ごしやすいのです。
逆に周りの人のペースに合わせる状況だったり、多くの人と接する機会が多い環境だとストレスを抱えてしまいがちになります。
また関わる人がいつも一緒であれば徐々に信頼関係を築いていく内向型の人には向いていますが、関わる人が毎回変わるようなお仕事だと気疲れしてしまうこともあります。
会社の中で行っている仕事内容が長期的に行っていくプロジェクトなのか、短期的に変わっていくプロジェクト内容なのかによって関わる人数も変わってきます。
いつも同じメンバーと仕事ができたり、関わる人数がそれほど多くないのかなどもチェックしておくといいでしょう。
内向型の人が働きやすい職場環境は下記のページで伝えていることも参考になります。
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参考内向型人間が生きづらい現代。楽な生き方10の秘訣と3つのステップ
続きを見る
内向型の人に向いている仕事5選
就職、転職する際に大事なことは仕事内容が自分自身に合っているかどうかを見極めていかないといけません。
自分に合っているかどうかを見極める際は生まれ持った強みが活かせるかどうかという点です。
内向型の人には下記の強みがあります。
内向型の人の強み
- 集中力が高い
- 分析力が高い
- 詳細に強い
- 機械やシステムに強い
- 最後までやり遂げる
- 慎重派である
- わからないことがあったら自分で調べる
内向型の人の強みは一言で言うと専門性の高さです。
上記の強みを積み重ねていくことで他の人では届かない専門力を身につけていくことができます。
そんな内向型の人に向いている仕事は下記の5つになります。
内向型の人に向いている市場価値が身に付く仕事5選
内向型の人の強みを活かすことができ、市場価値も身につけることができる向いている仕事を5つご紹介します。
内向型の人に向いている市場価値が身に付く仕事5選
- ライター
- プログラマー
- マーケター
- コンサルタント
- 総務経理
内向型の人に向いている仕事1:ライター
内向型の人は話すことよりも、文章を書く方が得意としています。
特にテーマや書く流れがすでに決まっていると、書くべきことが明確になるのでどんどん書き出していくことができます。
豊富な知識力とわかりやすくシンプルに伝えられる構成力の両方を兼ね添えているため読む方にもわかりやすい文章を作成します。
文章なのでじっくり考えながら進められるのも内向型の人にとってはストレスなく行うことができます。
ライター業には様々な種類があり、商品や企業の宣伝を目的に書くコピーライター、ホームページに掲載される記事のライティングやブログ記事を書くWebライターなどがあります。
自分自身が一番力を発揮できる分野を見つけることができればさらに活躍する場を広げていくこともできます。
内向型の人に向いている仕事2:プログラマー
最近需要が高まっており、やってみたいと希望する方が増えているのがプログラマーのお仕事です。
プログラマーはプログラミング言語を用いてシステム開発を行う職種です。
プログラマーになるためにはまずはプログラミング言語を覚えることが必須になりますが、専門的用語を学ぶことを得意としている内向型の方に向いている仕事になります。
コンピューターに負荷がかからないようなシンプルなプログラムを書くことも求められるため、論理的に物事を考えることができる内向型の人の強みも活かせます。
Webサイトを開発することに特化したWebプログラマーやアプリ開発を行うアプリケーションプログラマーなど様々な分野で活躍することができます。
内向型の人に向いている仕事3:マーケター
企業の販売戦略を担うお仕事で商品が売れる仕組みを作るマーケターにも向いています。
世の中の人たちが求めていることたに対して、提供する商品をどのようにPRしていくか、価格帯をどうするかなど、様々な要因を考えながら行っていく業務内容です。
分析能力が高い内向型の人の強みを活かすことで、世の中のニーズを見つけ出し、客層ごとにどのようにアプローチしていけばいいかを導き出していきます。
クライアントに提案する時にも根拠がある説明をすることができるので相手の納得度も上げることができます。
マーケターの種類も豊富で、自社サイトやSNSのマーケティングを担当するWebマーケター、データの分析や解析・調査を行うデータアナリストなどがあります。
インターネットを利用する人は年々増えているため、これからも需要が高まっていく分野であり必要としている企業はとても多い職種です。
内向型の人に向いている仕事4:コンサルタント
コンサルタントは企業の課題を見つけ出し、その解決策を提案することが仕事になります。
内向型の人は専門的な知識を深く学んでいくことができ、分析能力にも長けているため、問題解決能力がとても高い人です。
詳細にも強く、一般の人には見えない細かいところにもよく気がつくので問題を解決する糸口を見つけ出すことができます。
解決方法もお客様にわかりやすく説明することができるため、クライアント側も理解してすぐに動き出すことができます。
数字や根拠を伝えることができるのも内向型の人の強みになります。
コンサルタントの種類も豊富で、企業の経営上の問題を解決する経営コンサルタントやIT技術を駆使して問題解決に導くITコンサルタントなどがあります。
世の中の変動が激しく、変化が求められる時代になった現代では、それぞれに特化した専門力を持つコンサルタントの方が活躍する場が広がってきています。
内向型の人に向いている仕事5:総務経理
総務経理は企業にはなくてなはならないとても重要なお仕事です。
企業のお金に関することを維持管理する経理のお仕事、会社運営にまつわる調整や企画を行う総務の両方の仕事を行っていく人です。
経理ではお金という細かい数字を扱うお仕事であるため、数字に強く、詳細まで見ている強みを活かすことができます。
総務では計画的に物事を実行していく段取り力が求められます。
やるべきことが明確になっていればその通りに実行していくことができるため、内向型の人に向いています。
内向型の人はコツコツとやるべきことを着実に積み重ねていくことで経営者との信頼関係も構築していくこともできます。
経営者の近くでサポートしながら、経営についても学んでいきたい方にもオススメな仕事になります。
またどの企業でも必要としている業務内容になるため、スキルを身につけていればどの企業でも活躍することができます。
ここまで適職についてお伝えしてきましたが、向いていることだけで転職してしまうと、また転職するということを繰り返す可能性があります。
転職を繰り返すことは避けたいという方は下記のページをご覧ください。
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参考転職を繰り返す人必見!自己分析を習慣化してキャリアを成功させる方法
続きを見る
転職するたびに収入をアップした内向型の転職体験談
僕自身も2度ほど転職をしています。
3社とも同じ業界なのですが、転職するたびに年収を上げることができています。
1社目は関東の会社で誰もが知っている大企業の装置を保守管理する企業に入社し、すぐにその装置を製造している某有名メーカーに出向しました。
実は1社目に入社する会社を決めた理由は、転職をする際に有利なスキルを身につけることができるためでした。
僕自身は北海道出身なので札幌で就職したかったのですが、当時は就職氷河期でもあったため希望する会社に入社することができませんでした。
そこで札幌の会社にいつでも転職できるように、このメーカーで身につけられるスキルを磨いていくことに専念しました。
就職して2年目からは転職活動を行い、面接時にメーカーで身につけたスキルのことをアピールすることですぐに合格をいただくことができました。
その会社は1年契約の契約社員として入社し数年後には正社員にするという話もあったのですが、本当に正社員になれるのかという不安がありました。
そのため、在職しながら正社員を募集している企業への転職も検討していました。
運よく、1年契約が差し迫った段階で3社目へ転職することができ15年ほど働いています。
1社目よりも2社目、2社目よりも3社目に行くにつれて給料がアップした理由は、下請け会社から関連会社、親会社に転職して行ったからです。
ポイント
1社目:下請け会社
2社目:関連会社
3社目:親会社
転職が上手く行った理由は業務に必要なスキルを身につけていたことと年齢の2つです。
若い年齢で企業が求めているスキルを身に付けていることができれば、好条件で転職をすることができます。
逆に未経験の仕事で高年齢になると転職することが難しくなります。
もし30代以降で未経験の分野の仕事に転職をすることを考えている方は、副業から始めることをお勧めします。
副業でスキルを身につけてから、希望の業界へ転職する
20代であれば未経験の仕事に転職することも可能ではありますが、30代、40代では難しいです。
会社を辞めて多額のお金を払って塾に通いながらスキルを磨いていこうと考えている方もいますが、学んだだけでは経験者にはなれないためほとんど上手くいきません。
それよりも会社の仕事をしながら、副業という形で少しずつスキルを身に付けていくといいです。
副業のいいところは空いた時間で仕事を行うことができるという点です。
もし自分自身には合わないなと思ったとしても、すぐに止めることができるし、本業の収入があるため辞めることのリスクもほとんどありません。
副業を通して実際に体験することで本当に自分がやりたいことなのかどうかがわかります。
興味がある、面白そうと思ったとしても、実際にやってみたら思っていたのと違うということもよくある話です。
またスキルを身につけた上で希望する業界に転職すれば、本業と副業の両方でスキルをより磨くことができ、相乗効果を高めていくことができます。
リスクなく転職を行い方は副業から始めることを検討してみてください。
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参考副業はメリットだらけでしかない!7つのメリットと5つの注意点。
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まとめ
今回は「内向型人間が転職&就職する際は市場価値が身に付く適職5選がオススメ!」についてお伝えしました。
内向型の人は変化することを嫌う人が多いため、転職先を選ぶ際はできるだけ長く勤められるところがいいです。
また仕事を選ぶ際は市場で求められているスキルが身につけられる業種を選ぶと、いざ転職しようと思った時にも大きな武器になります。
市場価値を身につけることができ、内向型の人に向いている仕事としては下記の5つがあります。
内向型の人に向いている市場価値が身に付く仕事5選
- ライター
- プログラマー
- マーケター
- コンサルタント
- 総務経理
20代であれば未経験だったとしても転職できる可能性がありますが、30代以上になると未経験の仕事に転職することが難しくなります。
30代以上で未経験の仕事に転職をしたい方は、副業でスキルを磨いていくといいです。
副業であればリスクなく新しいことに挑戦をすることができ、スキルを身につけられれば転職する際の大きな武器になります。
内向型の人にとっては自分の専門性を如何にアピールできるかが転職をする際に大事になってきますので、これから転職をしていきたいと考えている方は参考にしてみてください。