今回は下記の質問についてお答えしていきます。
- 内向型が劣等感を感じやすい理由は?
- メンタルを支える生き方とは?
- ストレスなく生きるには?
質問に対する答えは下記です。
内向型のメンタルを支える生き方
- 劣等感を感じやすいのはネガティブな面に目が行きがちなため
- 内向型の人が生きやすい環境を自ら作っていく
- 生まれ持った強みを活かすことでストレスをなく生きていくことができる
内向型の人が劣等感を感じやすい理由は自分ができていないところに目が入ってしまいがちだからです。
特に外向型の人と比べて自分にはできないなと感じてしまい、余計に気持ちが落ち込んでしまったりします。
自己肯定感が下がりすぎるとうつ病や不眠症になったりするのです。
そんな内向型の人が少しでも生きやすくなっていくためには自ら環境を変えていくことです。
コントロールできる部分とできない部分を分け、コントロールできるところから生きやすい環境にしていくことが大事です。
また内向型の人がストレスなく生きていくためには、生まれ持った強みを明確にし、かつ磨いていくことです。
一つのことに集中できる、詳細に強い、わかりやすく説明できるなど、内向型の人には多くの強みがあります。
強みを活かすことができれば、無駄に周りの人と比べることなく、自信を持って日々過ごしていくことができます。
今回は内向型の人が劣等感なく生きていく方法についてお伝えします。
内向型人間が劣等感を感じやすい理由
会社の仕事をしていると自分の意見を言えなかったり、コミュニケーションを取るのが苦手だったりと悪いところばかりに目がいってしまうということはありませんか?
内向型の人はできていない部分に目が行きがちなところがあるため、どうしても物事をネガティブに考えてしまいます。
ネガティブに考えてしまっている時は弱みが現れていることがほとんどです。
内向型の人には下記のような弱みがあります。
- 初対面の人と話すのが苦手
- 雑談ができない
- 大勢の人に囲まれると疲れてしまう
- 必要最低限のことしか話さない
- 視野が狭くなりがち
それに対して外向型の人には下記のような強みがあります。
- 初対面の人とでもすぐに仲良くできる
- 雑談が得意
- 大勢の人と関われ関わるほど元気になる
- 必要以上に話をする
- 視野が広い
当たり前にできてしまう外向型の人と比べて内向型の自分はできていないなと感じてしまい、落ち込んでしまいます。
苦手なことは頑張れば頑張るほど、力が入ってしまい疲れてしまうんですよね。
それが行き過ぎるとうつ病になったり、自己否定に入ってしまうようになります。
弱みを強みに変える方法を考える
内向型の人が無理に外向型の人のようになろうとすることは、苦手なことを活かしてくださいと言っているようなものです。
苦手としていることを頑張ってやったとしても、上手くいかずストレスが溜まることは想像できると思います。
それにもともと強みとしている外向型の人には同じことをしても敵わないのです。
弱みを弱みのままにしておくと上手くいきませんが、弱みを強みに変えるという視点を持つと改善策が見えてきます。
ポイント
- 初対面の人と話すのが苦手 → 目的のある話ならできる
- 雑談ができない → 好きなことであれば話せる
- 大勢の人に囲まれると疲れてしまう → 少人数の集まりであればOK
- 必要最低限のことしか話さない → 聞くことに徹する
- 視野が狭くなりがち → 細かいところまでよく見ている
など
弱みとしているけどその裏には強みとして生かせるところもあります。
無理に外向型の人のようになるのではなく、弱みを受け入れた上でどうやってやっていけばいいのかを考えることが大事です。
一見苦手としている仕事でも生まれ持った強みを活かして成果を出す方法は下記のページが参考になります。
内向型のメンタルを支える生き方
現代の会社や組織ではコミュニケーションが上手く取れる人、新しいことに挑戦できる人などを求めている傾向があります。
新型コロナの影響もあり、飲み会が減り、自宅から仕事ができる環境も整いつつあるため、少しずつ内向型の人にとっても生きやすい環境が出来上がってきています。
しかしこの状況もいつ元に戻ってしまうかは誰にもわかりません。
外向型が求められる世の中であったとしても、少しずつ内向型が生きやすい環境を取り入れることもできます。
環境に適応した人が生き残っていくことは時代の流れからもわかっています。
内向型が生きやすい環境づくりための方法をお伝えしますので参考にしてみてください。
内向型の人にとって生きやすい環境作り
内向型の人が生きやすい環境作りの例を3つお伝えします。
内向型の人が生きやすい3つの環境作り
- 好きなものを周りに揃える
- 一人の時間を持つ
- 事前に準備をしておく
内向型の人が生きやすい環境作り1:好きなものを周りに揃える
内向型の人は人よりもモノに目がいったり、興味を持つ方が多いです。
Youtubeを見ていると自分自身が前面に出ている方もいれば、顔は映さずにガジェットの紹介をされている方もいらっしゃいますよね。
顔は映したくはないけど、揃えたガジェットを自慢したいという方は内向型の人の可能性が高かったりします。
内向型の人は自分自身が興味あることであればいつまでも話をすることができるという強みを持っています。
好きなものを周りに揃えれば気分が高くなるし、人からそのことについて質問されたら嬉しくなって自然と話をしてしまいます。
目的のない世間話は苦手だけど、好きなことであれば内向型の人も話をし続けることができるのです。
内向型の人が生きやすい環境作り2:一人の時間を持つ
内向型の人は多くの人と接したり、興味のない話に付き合わされたりするとエネルギーを消耗してしまいます。
逆に外向型の人は多くの人と接したりするとエネルギーを充電して元気になっていくため、飲み会でも一次会よりも二次会、二次会よりも三次会になればなるほどテンションが上がっていたりするのです。
そこに付き合わせられる内向型の人はどんどん元気がなくなってしまいます。
そのため内向型の人は一人の時間を持ち、消耗したエネルギーを回復することが必要になってきます。
会社で働いていたり家に家族がいたりしても、一人になる時間を意図的に作ることはできます。
- 通勤時間を長めに取る
- ランチは一人で食べる
- 仕事終わりにカフェで過ごす
など
相手のことばかり考えてしまうことを優先すると、いつも周りに気を使ってしまい疲弊してしまいます。
一人の時間を持つことを意識するだけで、エネルギーを充電した状態に保つことができます。
内向型の人が生きやすい環境作り3:事前に準備をしておく
内向型の人はじっくり物事を考えてから動き出します。
決して決断力がないのではなく、他の人には見えないリスクがよく見えるため慎重になってしまうのです。
ただ仕事をしているとスピード感を求められることがどうしても発生してきます。
内向型の人も全体像が頭の中に入っていて、やるべきことが明確になるとすぐに動き出すことができます。
その状態を作るために大事なことが、事前に準備をしておくということです。
何が起こるかわからない状態に対して準備をすることは難しいですが、起きうる現象を事前に把握できることであれば準備をすることができます。
内向型の人はリスクがよく見えるので、このリスクを補うための準備をしておくと突然の対応にも困ることがなくなります。
今回は内向型の生きやすい環境例を3つお伝えしましたが、他の環境作りの秘訣を知りたい方は下記のページをご覧ください。
-
参考内向型人間が生きづらい現代。楽な生き方10の秘訣と3つのステップ
続きを見る
内向型の人がストレスなく生きるためには強みを活かすことが重要
劣等感を感じてしまう1番の理由は人と比べてしまい、できていない部分に目がいってしまうからです。
本来持っている強みを発揮し、自分に自信を持つことができれば、周りのことを気にせずにやるべきことに専念することができます。
僕もここ1、2年ぐらい前から人の目を気にせずに発言したり、行動を起こすことができるようになってきました。
それができるようになったのはもともと持っていた強みである、粘り強さでコツコツ積み上げてきたものが少しずつ形になってきたからです。
以前までは何となくしかわかっていなかった仕事も、実際に一人で担当するようになり、自分で調べてわからないことは上司に確認してやっていました。
上手くいかなかったところは原因を追求して次に活かす、これを繰り返すことで自然とできることが増えていきます。
そうすると今まで不安になっていたモノがクリアに見えて自信を持つことができるようになったのです。
生まれ持った強みを持っていたとしても活用しないと活かすことができません。
強みを生かさないとそもそも価値提供することができないのです。
内向型人間が持っている5つの強み
内向型の人にはどんな強みがあるのかをまずは知っていただけばと思います。
一つ一つの強みを認識し、活用していけばストレスのない生き方ができるようになります。
内向型人間の5つの強み
- 高い集中力を持っている
- 詳細に強い
- わかりやすく説明することができる
- 長期的に物事を考える
- 人の話を聞くことができる
内向型人間の強み1:高い集中力を持っている
内向型の人は複数のことを同時に行うことは苦手としていますが、一つのことに対して集中力はとても高いです。
特に好きだったり興味があることであればいつまでも集中して取り組んでいくことができます。
やらなければならない仕事が複数あるのであれば、同時に進めるのではなく、一つずつ終わらしてから次に進める方が上手くいきやすいという特徴も持っています。
内向型人間の強み2:詳細に強い
全体像を把握することは苦手としていますが、細かい部分に目を向けるこを得意としています。
一般論についてはわからないことがあっても、ある特定の分野のことであれば誰よりも詳しいというものを持っているのが内向型の人です。
自分の得意分野を特定することで、会社や組織の中でも重宝される存在になることができます。
内向型人間の強み3:わかりやすく説明することができる
物事がわからない人に難しく説明しても理解することができません。
専門的なことでも一般の方にもわかりやすく説明することができるのが内向型の人です。
内向型の人は論理的に物事を考えています。
論理的に理解するためには順序立てて、それぞれの役割を把握しなければなりません。
そのため理解するのに時間がかかることがありますが、一度理解できれば人にわかりやすく説明することができるようになります。
内向型人間の強み4:長期的に物事を考える
外向型の人のようにすぐに動くことはできませんが、じっくり考えてから動きだすのでリスクを極力抑えながら進めていきます。
起こりうるリスクを事前に把握し、準備を重ねておくことで、トラブルがあったときにでも最小限に食い止めることができるのです。
短期的なプロジェクトなどには向きませんが、長期的なプロジェクトでは強みを活かして活躍していくことができます。
内向型人間の強み5:人の話を聞くことができる
内向型の人は話すことはあまり得意ではありませんが、人の話を聞くことは苦になりません。
逆に外向型の人は話すことを得意としていますが、人の話をずっと聞くことは苦手としています。
相手の方からすると自分の話を聞いてくれる存在というのはとても嬉しいものです。
内向型の人がより良い関係性を築いていけるのは人の話をじっくり聞くことができるという強みを持っている面もあります。
内向型の人が活かせるポジションや職種については下記のページでお伝えしています。
-
-
参考ウェルスダイナミクスのスチールタイプ(内向型)が向いている適職は?
続きを見る
まとめ
今回は「内向型は劣等感を感じやすくうつになりやすい。メンタルを支える生き方」についてお伝えしました。
内向型の人は基本物事をネガティブに捉えるところがあるため、どうしても自分自身ができていない部分に目がいきがちです。
そんなマイナスの部分を少しずつ減らしていくためには、弱みだと思っているところを強みに変えるためにはどうしたらいいかを考えることです。
一見マイナスな面も捉え方によってはプラスに変えていくことができます。
次に、内向型の人が生きやすい環境を取り入れていくことが大事です。
内向型の人が生きやすい3つの環境作り
- 好きなものを周りに揃える
- 一人の時間を持つ
- 事前に準備をしておく
生きやすい環境を取り入れれば、ストレスを極力下げながら過ごしていくことができます。
そして自分の強みを認識し活用していくことで、周りの人の目を気にせずに過ごしていくことができるようになります。
内向型人間の5つの強み
- 高い集中力を持っている
- 詳細に強い
- わかりやすく説明することができる
- 長期的に物事を考える
- 人の話を聞くことができる
5つ全てが難しくても1つや2つであれば認識している強みがあるはずです。
まずはその強みを少しずつ伸ばしながらお役に立てられるよう動き出すことで、自分自身も周りの人のお役に立てられていることを実感することができるはずです。
是非今回紹介したことでやってみようと思えるものがあれば取り組んでみてください。